ひさしぶりに「メゾン・ド・ヴェルサイユ」について書きます。その名のとおり、ヴェルサイユ宮殿における豪奢で洗練された生活を、現代において可能にするための高級注文住宅ブランドです。
昨今では、どちらかというとカジュアルなライフスタイルが受け入れられるので、私どもも、そのような設計は得意としています。しかし、それでは困るという方々がいらっしゃるのですね。お仕事やお付き合いの関係で格式のある住まいを求める方々が。
そういった生活を成り立たせるには、それなりに広い敷地と潤沢な建築費が必要になります。設計も凝った内容となります。つまり、豊富な予算をもつ、ごく限られた方が対象となります。それでも、そのようなブランドを開発したのは、私自身が、“ヴェルサイユ宮殿での暮らし”というものに心躍ったからというのが一番ですが、やはり最近の神戸や芦屋の街並みに幻滅しているからです。
皆さまもご存じのように、阪神大震災で優れたデザインの洋館建築がたくさん倒壊しました。その後、新たに建てられた建物は、短期間で、極めて低予算で建てられたものが多く、残念ながら、それらは今後数十年にわたって街並みを形成していくだけのクオリティがあるとは言えません。
さらに震災後、神戸の経済は低迷していますし、人口の流出も続いているので、先細りの将来しか描けない気がしてきます。そんななか、建築家としてなにか提案できないかと考えたわけです。
最も高級で、最も満足度が高い家。それが「メゾン・ド・ヴェルサイユ」です。我こそはと思う方、連絡をお待ちしています。
詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。