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『オトナを愉しむ家』の特徴Vol.4

ガレージハウス 建築家 平賀敬一郎 中庭 都市型住居

中庭のある都市型住居ブランド『オトナを愉しむ家』の特徴を解説していますが、4回目となります。

 

今回は、ご主人の書斎です。

私自身が、自分に家がこんなだったらいいなという思いで、つくったプランなので、ここは細かいところまでこだわっています。

また、最近はテレワークについては、以前のように出社する形態と、これを機に自宅での勤務を定着させている企業がはっきりしてきています。特に、各々の職能がはっきりしている職種ほど、テレワークを続けているようです。

 

でも、そんな皆様も、満足のいくテレワーク環境が自宅にあるかといえば、そうでもないというのが現実ではないでしょうか。新聞やネットなどを見ていると、DIY的な方法で机を作ってみたりなど、さまざまな工夫はしているようではありますが……

一時は、ご主人が仕事をするためにホテルに宿泊するというのもありましたが、それだったら、せっかくなのでご家族がリフレッシュも兼ねて近場のホテルに泊まってご主人が家で仕事しろ、となりそうな気もします。。

 

では、こだわりポイントを順番に見ていきましょう。

 

 

・仕事の場とはいえ、少し家族と離れて一息つきたい時もあるでしょう。そんな時というのは、けっして広い空間が必要となるわけではありません。自分一人のための安息の場ですから、小さくても良いんですね。3帖から4帖くらいで良いでしょう。それだけあれば、書類棚なども含めて機能的な空間となります。

 

・仕事だからといって、無機質な空間だと息が詰まります。そこで、ガレージに面した配置で、全面ガラス張りとしています。これなら仕事の合間に愛車を眺めて気分転換できますし、ガラス張りであることから、空間に広がりを感じることができます。ガレージハウスですね。

家でまったく仕事はしない。完全に書斎として使うという方なら、より一層趣味の世界とカーライフが充実するでしょう。

番犬がわりにも……

それから、ご主人の書斎を1階ガレージのそばに配置した理由は、実はもう一つあります。

クルマというのは車種により、かなり盗難のリスクが高まります。もちろん最近は、監視カメラを利用して、リアルタイムにスマホで見たいところが見れる時代ですが、アナログも侮れません。

 

昼間、あるいは夜遅くまでご主人が仕事をしていたら、このプランだと、ガレージやエントランスに異変があればすぐに分かりますね。

図らずも、ご主人は番犬の役目を立派に果たすということになります。