備えあれば憂いなし
シリーズでお伝えしている『オトナを愉しむ家』の特徴、5回目は「老後の対策」について書いてみます。
住まいについて老後の備えと聞くと、まずは“手すり”とか“段差をなくす”ことなどを思い浮かべますが、こういった内容は比較的簡単なリフォームで対応できますし、費用も多くはかかりません。
しかし、最初に予定しておかないと、あとからでは大変、という工事もあります。代表的なものがエレベーターの設置でしょう。私は、これからの戸建て住宅のスタンダードとしてエレベーター設置をお勧めしています。
若い方は実感が湧かないかもしれませんが、人間、歳には勝てません。どうしても膝や腰が痛くなったりするものです。そこでエレベーターがなければ、階段の昇り降りがツラくて、せっかく建てたお家の2階や3階に上がるのが億劫になってしまいます。そうなると、あまり日当たりのよくない1階にずっといることになるので、気持ちも塞ぐし、日光を浴びなければ健康にも悪い。せっかく建てた立派なお家も宝の持ち腐れになってしまいます。
そうならないために、あらかじめ玄関の近くにエレベーターのスペースを確保しておくことが重要です。家づくりにおいては、“あらかじめ”というのが重要で、あとから対処すると、いくら最近のエレベーターがコンパクトだからといって、そんなに都合よく玄関まわりにスペースをつくりだすことは容易ではありません。ですので、あとから対策しにくいことは最初から計画しておくべきです。
すでに中高年と言われる年齢にさしかかったから建てる場合は、その時点でエレベーターを設置すると良いでしょう。費用はかかりますが、設置しない場合と比べて健康で楽しい生活が送れるのはまちがいないでしょう。
主人公は、あなたです。
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