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料理と家は彩りが大切

建築家 グルメ
彩りに気を使うと、栄養バランスも良くなりますね

最近、つくづく思うのは、食べることと家を造ることは同じなんだなということです。両方とも、その良し悪しにより、生活の質が大きく左右されます。

 

例えば、栄養価が低かったり、偏った食生活をしていると体調を崩します。仕事でも本来のパフォーマンスを発揮できなかったりするでしょう。

家も同じです。断熱性能の悪い家は健康を蝕みますし、間取りが悪ければ日々ストレスを抱えて生活しなければなりません。

 

そしてそれは、それぞれの見た目にも現れます。

例えば、栄養が偏った食事なら、唐揚げのような揚げ物ばかりで野菜がなければ、テーブルの上が茶色一色に染まってしまいます。もっと、赤や緑、黄色の野菜などを用意すると栄養のバランスもとれ、見た目も美しくなります。

建築家 階段手すり
階段の手すりなどは、デザインの自由度も高く、アクセント効果も高い

家づくりも、これと同じです。

“自然素材”をテーマにした家をネットなどで見ることがありますが、「たしかに自然素材だけれど、見た目が地味」と思ったことはないでしょうか。

例えば、床は木のフローリング、壁は、薄茶色の土壁、さらには天井まで同じ茶色の土壁に、梁まで見せている。画面が茶色一色に染まっています。これでは、やはり重苦しい空間となり、バランスが悪いと言わざるを得ません。

 

こういったことも、ほんの少し工夫することで、よりあなた好みの素敵な空間になるのです。

アクセントで一面だけ壁の色を変えてみたり、大胆な柄のタイルにしてみたり。

家づくりは、もっと自由に、あなたらしくすればよいのです。新築でもリノベーションでも同じです。主人公は、あなたです。

 

私も、「美食建築家」と呼ばれるよう日々、食と建築の道を追求していきたいと思います。