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建築関連法規の改正ラッシュ

建築家 平賀敬一郎

先週のことになりますが、株式会社LIXIL様が主宰する懇話会に講師として招かれました。会は品川プリンスホテルで行われ、参加されたのは、北関東方面の住宅関連企業の経営者の方々です。

 

1時間かけて話した内容については、前半は私自身が、とある建材をこれまでどのように使ってきたかについてスライドで説明しました。そして後半が法改正の説明となります。実は建築関連の法律というのは、わりとしょっちゅう改正されています。ただ今回の改正は10年に一度と言ってよいほどの大きなインパクトがあります。

キーワードとしては、アスベスト・足場・4号特例の廃止などが挙げられます。これらに関する法律が、昨年末から来年4月のあいだに、立て続けに施行されていきます。

 

さて、これがどのように私たちの仕事、いや、家を建てたりリノベーションする施主様に影響があるのか、ここでは詳しく述べません。ただ、今まで比較的自由にできていた工事ができなくなるということをお伝えしておきます。もちろん、それらの対象外となる建材や工事方法というのがあります。懇話会では、それらについて詳しく話してきました。

これまで新築・リノベーションにおいて、内外装の素材選びは、施主様や設計士の好みを反映させることが出来ましたが、法律によって、その幅が狭くなります。

これを商機ととらえるか、指をくわえて見ているかは各社の自由ですが、人口減少時代の建築業界。変化に適応できるメーカー・流通業者・工務店が、より優位な立場でビジネスを展開することは間違いないでしょう。

 

みなさま、お疲れさまでした。